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現在までの審議課題

委員会審議 平成23年6月28日

申請者 乳腺外科医長 高橋 將人
申請課題 22-14 HER2陽性の原発性患者を対象とした補助療法としてのトラスツズマブの有用性を検討する観察研究(他施設共同)
研究の概要

乳癌は女性の固形癌では最も罹患率の高い疾患であり、本邦でもその罹患率及び死亡率は増加している。すでに有効性が確認されている化学療法やホルモン療法以外に近年研究が進んでいる分子標的薬の使用法がその治療成績向上のためには鍵となると考えられてきた。

HER2陽性乳癌の患者に対しては、補助療法としてトラスツズマブが使用されるが、国内使用実態下における有効性、安全性を観察する。

判定 承認  
申請者 消化器外科医長 濱田 朋倫
申請課題 22-15 大腸癌肝転移切除症例の検討(他施設共同研究)
研究の概要

本邦における大腸癌死亡率は他の癌腫と比較して高く、部位別癌死亡率において男性3位、女性1位を占めている。また、大腸癌遠隔転移として最も頻度が高い臓器は肝臓であり、肝転移巣に対する治療成績の向上が生存率の向上につながると言える。

北海道大学第一外科関連病院での大腸癌肝転移切除症例のデータ集積により、多数の症例を基盤としたうえでの解析を行うことで新しい知見を得る。

判定 承認  
申請者 薬剤部 高田 慎也
申請課題 20-8 ホルモン抵抗性前立腺がんにおける治療効果予測因子としての炎症性サイトカインの有効性の検討(20年度承認課題の延長届)
研究の概要

対象となる症例数の確保に至らないため、期間延長行い、必要な症例を確保する。

判定 承認  
申請者 泌尿器科医長 原林 透
申請課題 23-1 全国泌尿器癌登録プログラム
研究の概要

本邦における泌尿器癌の統計及び調査を行うことにより、泌尿器癌に関する疫学、診療、治療の現状並びに治療成績を解析し、研究並びに診療の進歩・普及・適正化を図る。

判定 承認  
申請者 乳腺外科医長 高橋 將人
申請課題 23-2 トラスツズマブの補助療法治療歴を有する再発乳癌患者を対象としたトラスツズマブの有用性を検討する観察研究-コホートII-(他施設共同)
研究の概要

乳癌は女性の固形癌では最も罹患率の高い疾患であり、本邦でもその罹患率及び死亡率は増加している。すでに有効性が確認されている化学療法やホルモン療法以外に近年研究が進んでいる分子標的薬の使用法がその治療成績向上のためには鍵となると考えられてきた。

HER2陽性乳癌の患者に対しては、補助療法としてトラスツズマブが使用されるが、再発後のトラスツズマブ再投与の有効性、安全性を観察する。

判定 承認  
申請者 内科系診療部長 高橋 康雄
申請課題 23-3 胃癌患者における化学療法の効果予測因子の検討(進行胃癌に対する術前Docetaxel・Cisplatin・TS-1併用化学療法による第II相試験の付随研究)
研究の概要

胃癌患者における化学療法の効果予測因子について胃癌組織を用いて検討する

判定 承認  
申請者 麻酔科医長 岩波 悦勝
申請課題 23-4 5大がんを含むがん治療における治療と緩和治療に関する調査
研究の概要

緩和ケアの介入はQOLの改善や精神症状対策において、有用とする報告は多数あるが、生存への寄与が確認された報告は2010年の米国からの肺癌症例が1報のみである。

そのため、日本人におけるdata、肺癌以外でのがん種におけるdata等、の蓄積が必要である。

今回、5大がんを含むがん治療において、過去1年間の死亡患者を対象として、後ろ向きに調査する。

がん治療医側、緩和ケア側それぞれの視点で調査を行うことで、治療実態を明らかにするとともに、この調査結果を元に、日本人における前向き研究の実施について検討する。

判定 承認  
申請者 乳腺外科医長 高橋 將人
申請課題 23-5 早期乳癌へのラジオ波焼灼療法の安全性および有効性の評価に関する多施設共同研究
研究の概要

乳癌は女性の固形癌では最も罹患率の高い疾患であるが、マンモグラフィー(MMG)や超音波に代表される画像診断により、早期発見率が上昇し、早期治療の機会も増加している。腫瘍径の小さな症例では整容性の保つ治療も期待されており、低侵襲治療で注目を集めているのは、ラジオ波焼灼療法である。

本邦においては2004年4月に肝悪性腫瘍に対して保険収載され、年間約2万例が施術されている。また、肺癌、腎臓癌、骨腫瘍においても高度先進医療として、取り組まれているのが現状である。

乳腺領域においては、数施設にてパイロット研究はおこなわれているが、世界的にも安全性、有効性を対象とした多施設共同研究は行われていない。国内の数施設にてラジオ波焼灼療法の安全性、および画像診断による効果判定の検証を行い、手技ならびに術後評価の標準化を確立する。

判定 承認  
申請者 乳腺外科医師 上徳 ひろみ
申請課題 23-6 乳癌術前化学療法症例における予後予測因子の検討
研究の概要

乳癌術前化学療で病理学的完全奏功(pCR)を得られた症例の予後が良好であることが知られている。しかし、7割の症例でpCRを得られず、これらの症例での予後予測は困難な状態である。

術前化学療法施行症例の予後を予測するために、初診時の臨床学的ステージ(CS)、エストロゲンレセプター(E)、グレード(G)、Ki-67 index(Ki)、術後の病理学的ステージ(PS)を用いてスコア化したものが予後と相関するかを検討する。

このステージングによる予後予測の報告はなく、過去の症例の予後との相関があれば、今後の症例の予後を予測し、追加の治療の検討に寄与が期待できる。

判定 承認  

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