イベントのご報告

  1. HOME
  2. お知らせ
  3. 原田呼吸器センター長が平成30年度北海道立図書館利用講座で「がんを考える」をテーマに講演しました。

原田呼吸器センター長が平成30年度北海道立図書館利用講座で「がんを考える」をテーマに講演しました。

2週間前に引き続き、北海道立図書館と連携した「がんを考える」講演会を実施しました。
第2回テーマは「ノーベル賞の薬に頼ってはいけない?肺がん」で平成30年11月11日(日)14:00~15:30、江別市野幌公民館で行いました。
参加者は約20名でした。

講師は当院の呼吸器センター長の原田 眞雄先生で参加者は約18名でした。

肺がんは何故出来るのか?喫煙率は東京オリンピックの頃が一番高く、現在では逆に減少傾向にあるのに肺がんが増えてきていることについて、高齢者が増えてきている要因とともにお話しました。

また、肺がん罹患率は第3位だが、死亡率が第1位で6割位は死亡するのは、早期発見しにくいからであること、検診は毎年受ける必要があるが、レントゲンだけでは肺がんの2割から4割しか見つからないので、CT検診を受けると良いことをお話しました。

最近は肺がんのドライバー遺伝子(これ1つでがんになる強力な遺伝子)を調べて個別的な治療を行うことが多くなってきたを紹介し、ノーベル賞で一躍有名になったオプジーボという免疫チェックポイント阻害剤については、高額の為、使用するためには医師は患者の立場に立ち治療選択の提示をし、患者さんはよく相談して決めていただくことが大切だということでした。

講演は絵などのスライドを用いたとてもユニークで楽しいもので、90分の時間はあっという間に過ぎました。

写真
写真
このページのトップへ