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私達の病院は、平成16年4月から厚生労働省傘下から離れ、独立行政法人国立病院機構に属する施設となり、国立札幌病院から北海道がんセンターと改名しました。
当院は札幌市内を縦断する豊平川の東に位置し、JR札幌駅から2Km、地下鉄菊水駅から徒歩3分というきわめて交通の便の良いところにあります。病床数は550床で、19診療科の病院であり、第3次救命救急センターを併設した、がんセンターとしての機能を持つ病院です。
現在、北海道では10施設が「がん診療連携拠点病院」として指定されていますが、その中でも最も中心的にがん診療を行っている施設です。
がんの診断と治療の診療業務はもちろんのこと、がん登録や予後調査などの点に関しても先進的な立場にあります。また、医師やコ・メディカルの人材育成のための研修の受入れや市民向けの広報活動にも力を注いでいます。
がんの診断においては、大型画像診断機器として、CT 3台、高磁場(1.5T)MRI 1台、血管撮影装置 2台を有しており、いずれもフル回転の状態で稼働しています。またPET画像診断も連携施設と密に連絡を取って行っています。
がん治療を中心とした診療内容としては、手術件数は年間約3000例で、なかでも最近は内視鏡手術の例数が、特に外科・婦人科・泌尿器科・消化器内科などの領域で増加しています。
放射線治療においては、リニアック 3台、RALS 1台、低線量率密封小線源治療病棟を保有し、年間約2700件の照射が行われており、日本でも屈指の症例数を治療しています。もちろん、定位放射線治療や強度変調放射線治療(IMRT)などの高精度放射線治療も行っております。
抗がん剤による治療も盛んに行われておりますが、最近では入院せずに外来で化学療法を行われることも多くなってきており、外来化学療法室も整備されています。
緩和ケアにおいても、麻酔科医、精神神経科医、がん性疼痛看護認定看護師、緩和ケア認定看護師などの専門的なスタッフが緩和ケアチームとして入院中の患者さんばかりではなく、外来でも診療に当たっています。
なお、一般診療とは少し趣を異にしていますが、セカンドオピニオン外来も実施しております。
また「がん相談支援情報室」では5人のスタッフががんに関するあらゆる相談に対応し、役立つ情報公開にも心掛けています。さらに患者会の皆様が利用できるように「がん患者会活動サロン・ひだまり」も院内に設けております。
このような、毎日の診療のほかに、大規模災害拠点病院としての役割、例えば、緊急医療に必要な器具、医薬品の準備、保存食の備蓄などを行っており、また、原子力被ばく2次対応病院として、放射線除染室、無菌室なども装備しております。さらに、救命救急センターは、道央地区の第3次救命救急センターとして、24時間の対応を行っております。
医学研究の面では、がんの臨床研究部を持っており、病理研究室、がん臨床情報研究室、遺伝子工学研究室、細胞工学研究室、化学療法研究室などに分かれてそれぞれ研究を行っております。
私達は、当院の理念として掲げているように、患者さんの権利を尊重し、誠実な医療の実施を心掛けています。何かお気づきのこと、ご相談されたいことがございましたら、いつでもお申し出ください。
北海道がんセンター(併設:救命救急センター) 院長 西尾 正道