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当院は札幌市内を縦断する豊平川の東に位置し、JR札幌駅から2Km、地下鉄菊水駅から徒歩3分というきわめて交通の便の良いところにあります。病床数は520床、20診療科の病院です。
道内では20施設が「がん診療連携拠点病院」として指定されていますが、当院は平成21年4月より、その中でも中心となる「都道府県がん診療連携拠点病院」としての役割を担うこととなりました。今後も道内のがん診療に関して、より連携体制を密にして皆様のご期待に応えられるよう努力したいと思っております。
がんの診断と治療の診療業務はもちろんのこと、がん登録に関しても、北海道の地域がん登録業務も行なっています。また、医師やコ・メディカルの人材育成のための研修の受入れや市民向けの広報活動にも力を注いでいます。
がんの診断においては、大型画像診断機器として、CT 3台、高磁場(1.5T)MRI 1台、血管撮影装置 2台を有しております。
がん治療を中心とした診療内容としては、手術件数は年間約3000例ですが、最近は胸腔鏡や腹腔鏡による鏡視下手術の例数が、特に胸部外科・婦人科・泌尿器科などの領域で増加しています。
放射線治療においては、直線加速器(リニアック) 3台、遠隔操作式小線源後充填照射装置(RALS) 1台、低線量率密封小線源治療病棟を保有し、年間約1000人の新規患者さんの放射線治療が行われております。もちろん、定位放射線治療や強度変調放射線治療(IMRT)などの高精度放射線治療も行っております。
抗がん剤による治療も盛んに行われておりますが、最近では入院せずに外来で化学療法を行われることも多くなってきており、外来化学療法室も整備されています。
緩和ケアにおいても、麻酔科医、精神神経科医、がん性疼痛看護認定看護師、緩和ケア認定看護師などの専門的なスタッフが緩和ケアチームとして入院中の患者さんばかりではなく、緩和ケア内科として外来でも診療に当たっています。
なお、一般診療とは少し趣を異にしていますが、セカンドオピニオン外来も実施しております。
また、私自身もどのようながん患者さんにも医学的にもより具体的に対応したいと考え、「がん何でも相談」外来を行なっております。
さらに、「がん相談支援情報室」では6人のスタッフががんに関するあらゆる相談に対応し、役立つ情報公開にも心掛けています。さらに患者会の皆様には「がん患者会活動サロン・ひだまり」も院内に設けており、患者会の会合に利用して頂いております。
このような、毎日の診療のほかに、原子力被ばく2次対応病院として、放射線除染室、無菌室なども装備しております。
医学研究の面では、がんの臨床研究部を持っており、それぞれ研究を行っております。
私達は、当院の理念として掲げているように、患者さんの権利を尊重し、誠実な医療の実施を心掛けています。何かお気づきのこと、ご相談されたいことがございましたら、いつでもお申し出ください。
国立病院機構・北海道がんセンター 院長 西尾 正道