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がん診療について

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 当院はがん治療を専門とする病院です。ご承知のように、がんの主な治療法には、1. 外科的治療、2. 放射線治療、3. 化学療法などがあります。早期のがんや、特定のがんではそのいづれかが単独で行われることも多いのですが、一般にがんが進行するほど、これらを組み合わせた複雑な治療が必要です。これを集学的治療と呼びます。それぞれの治療法の現況は次の通りです。

1.外科的治療


(手術室)

 がん治療の原則は、がん病巣を完全に取り除くことなので、手術的な切除はその最も有効な手段といえます。最近の外科手術は次のように、いろいろの点で進歩し、その多くは当院でも行われております。

  • がんの徹底した切除をめざす拡大手術
    (胸膜肺全摘術、骨盤内臓器全摘術、子宮がん、卵巣がん根治術、頭蓋底切除術など)
  • 内視鏡や体腔鏡を用いた縮小手術
    (おもに胃がん、食道がん、肺がん、副腎腫瘍手術、腎癌根治手術など)
  • 血管吻合術を利用した再建手術
    (おもに頭頸部、整形外科領域など)
  • 機能を温存する手術
    (直腸がんや婦人科領域のがん手術、喉頭がん手術、前立腺癌根治手術、膀胱全摘後の尿路再建術など)
  • 手術器具の進歩
    (レーザーメス、超音波メス、マイクロ波メス、自動縫合器など)

2.放射線治療


(リニアック)

 放射線治療はがん治療に不可欠のものであり、当院の体外照射は、複数のリニアックによる最適なエネルギーのX線や電子線を使用して副作用の少ない治療を行っております。コンピュータ制御により、がん病巣だけに集中して照射し、周囲の正常組織にほとんど照射されないような高精度の治療も可能となっております。また、セシウム(Cs-137)、イリジウム(Ir-192)、ゴールドグレイン(Au-192)などの放射線線源を使用した小線源治療も行っております形態や機能を温存し良質なQOLで治療させry放射線治療は、進行がんや再発・転移がんに対しても延命治療や症状緩和治療にも有効であります。(日本でも屈指の治療患者数を扱っている放射線科は治療専門医がそろっています。)

3.化学療法


(血液科無菌治療室)

 最近の抗がん剤の進歩により、がんの治療成績は大幅に改善されてきました(例 骨肉腫、精巣腫瘍、卵巣がんなど)。また、白血病や悪性リンパ腫、肺がんなどでは化学療法が治療の第一選択になることも多いのです。抗がん剤には副作用が少なくないため、その使用に当たっては、それらを熟知したがん治療の専門医があたっております。さらに薬剤に高い効果を示すがんでは、その薬剤量を極限まで増やし、一気に癌細胞を死滅させて造血幹細胞移植おこなう先端治療も行われております。