
当院はがん治療を専門とする病院です。ご承知のように、がんの主な治療法には、1. 外科的治療、2. 放射線治療、3. 化学療法などがあります。早期のがんや、特定のがんではそのいづれかが単独で行われることも多いのですが、一般にがんが進行するほど、これらを組み合わせた複雑な治療が必要です。これを集学的治療と呼びます。それぞれの治療法の現況は次の通りです。

がん治療の原則は、がん病巣を完全に取り除くことなので、手術的な切除はその最も有効な手段といえます。最近の外科手術は次のように、いろいろの点で進歩し、その多くは当院でも行われております。

放射線治療はがん治療に不可欠のものであり、当院の体外照射は、複数のリニアックによる最適なエネルギーのX線や電子線を使用して副作用の少ない治療を行っております。コンピュータ制御により、がん病巣だけに集中して照射し、周囲の正常組織にほとんど照射されないような高精度の治療も可能となっております。また、セシウム(Cs-137)、イリジウム(Ir-192)、ゴールドグレイン(Au-192)などの放射線線源を使用した小線源治療も行っております形態や機能を温存し良質なQOLで治療させry放射線治療は、進行がんや再発・転移がんに対しても延命治療や症状緩和治療にも有効であります。(日本でも屈指の治療患者数を扱っている放射線科は治療専門医がそろっています。)

最近の抗がん剤の進歩により、がんの治療成績は大幅に改善されてきました(例 骨肉腫、精巣腫瘍、卵巣がんなど)。また、白血病や悪性リンパ腫、肺がんなどでは化学療法が治療の第一選択になることも多いのです。抗がん剤には副作用が少なくないため、その使用に当たっては、それらを熟知したがん治療の専門医があたっております。さらに薬剤に高い効果を示すがんでは、その薬剤量を極限まで増やし、一気に癌細胞を死滅させて造血幹細胞移植おこなう先端治療も行われております。