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当科の手術実績
北海道がんセンター乳腺外科の乳癌手術数は年々増加していましたが、2004年に導入された新臨床研修制度により大学から派遣される医師数が減少したため、ここ数年間は年間200例程度の手術数で推移してきました。2010年4月より新体制になり再び手術数が増加傾向にあります。
2010年度の実績での手術内容の分析では、乳がん手術の約58.7%に乳房温存療法が施行されております。73.4%にアイソトープ・色素の併用法にてセンチネルリンパ節生検を行い,腋窩リンパ節に転移がない症例には腋窩郭清を省略しています。同時両側乳癌の手術は5例施行しております。当科の方針として確実な根治手術を行うだけではなく、整容性の維持も重視しております。乳房温存手術では、手術後の整容性維持のために乳腺をできるだけ授動し欠損部ができるだけ少なくなるように工夫しています。18例に対して内視鏡を用いて整容性を考慮した手術を施行しており、乳房にできるだけ創が目立たないように心がけています。また、乳房全摘が必要になったとしても、早期乳癌で術後化学療法が必要ないような症例には、エキスパンダーを乳癌手術後同時に挿入し、乳房の喪失感をできるだけ軽減できるようにしています。エキスパンダーを入れた症例は、将来の乳房再建を前提としています。
また、当院は北海道のがん拠点病院であることから、原発乳癌手術患者以外に、他院から紹介される再発・転移患者も多く診療しています。治験・臨床試験なども積極的に行い、乳がん治療において北海道内で最も先進的な治療を患者さんに提供させていただいております。



