上咽頭がん


上咽頭がんの症状と診断:

 上咽頭は、鼻の奥とのどの最上部の合流点にあります。そのため、自宅で、自分で見ることはできません。症状もでにくい場所なので、耳、鼻、神経など近くにある器官の症状が出てくることが多いです。また、頸のリンパ節にも早期に転移しますので、首の腫れが初期症状のことがよくあります。この病気の特徴として、いわゆるがん年齢の50歳以上のほかに、10歳から30歳位までも発生しやすいため注意が必要です。若くても頸の腫れなどがあるときは、早めに耳鼻科専門医の受診をおすすめします。

 診断としては、上咽頭からの生検や画像診断にて行います。病院では、ファイバースコープを使うことにより、本来見えにくい、上咽頭をみることができます。

上咽頭がんの治療: 

 治療としては、放射線がおもに使われています。

 当院では放射線科と協力して、抗癌剤と併用の放射線治療を行い有効性を高めています。