下咽頭癌


下咽頭がんの症状と診断:

 食物の通路は、喉頭の後の部分に位置しており、下咽頭とよばれます。下方では食道になります。下咽頭もよくがんが発生する部位で、とくに毎日強い酒をのんどおられる方は注意が必要です。下咽頭癌の初発の症状は、食べる時のしみる感じ、いたみ、食物が通りにくい、などです。また、この癌はリンパ節への転移が高頻度なので、最初に頸に腫れたリンパ節に気付いて、はじめて下咽頭のがんが発見されることも少なくありません。

下咽頭は、病院でなければ、診ることのできない場所ですので、専門医の受診をおすすめします。

疑わしい部分の生検を行うことにより診断を確定します。

下咽頭がんの治療: 

 治療としては、放射線と抗がん剤の同時併用療法を行っています。

 自分の他の組織をもってきて咽頭の再建術(自分の臓器移植)

 を要する大きな手術を必要とすることがあります。